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あゆみ学園としいの実学園の一体化について 2017年6月議会 一般質問

  • [議会報告]
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  • 2017/07/10 更新

豊中市の桜の町にある知的障がい児や発達障がい児を対象とするであるあゆみ学園と稲津町にある肢体不自由児を対象とするしいの実学園を一体化し、障害福祉センターひまわりの場所で運営することが2019年度当初に供用開始の予定で進められています。

 あゆみ学園としいの実学園の一体化を進めていくために、あゆみ学園の単独通園を民間委託すること、また、障害福祉センターひまわりの場所で運営するために、この民間委託する単独通園については、ひまわりの場所ではなく、別の場所で行っていくことになっています。

 私は、あゆみ学園に通っているこども達は、知的障害や発達障害を持っていたり、その可能性があるというこども達であり、活発に動き回っていることがたくさんあります。その一方で、しいの実学園のこども達は、肢体不自由のこども達で、なかなか動くのが難しいこどもや医療的ケアの必要なこども達も通っています。その上、一体化をする障害福祉センターのひまわりの入り口は、ひまわりの利用者も使う共有のものであり、危険があるのではないかと質問しました。

 市は「ひまわりの講座開始時間と通園開始時間が重ならないような時間設定を行ったり、登園時や降園時には職員による見守り、動線の確保を行うなどして、安全を確保してまいります」と答弁しました。

 また、広さについてもあゆみ学園は5161㎡の建物を使っていて、一方でしいの実学園は1339㎡の広さしか有りません。市の基本構想を見れば、きょうだい通園を拡充し、小集団親子教室を拡充するということが出ています。そうなれば、保護者控室、きょうだいのための保育室などの整備も必要です。さらにあゆみ学園の児童としいの実学園の児童はそれぞれ、障害の特性も違いがあり、ずっと一緒というわけにはいかない場面もあります。また、今後は、障害のある児童や気になる児童が増えていっていくことも考えられます。私は、しいの実学園に事前に見学に行ったが、そのときには、たくさんのものがおいてあった事も指摘し、広さも不十分ではないかと質問をしました。

これに対し、市は「クラス編成や時間割を工夫して、部屋の配置や動線を確保していきたいと考えており、安全かつ効果的な支援につながるよう詳細に検討してまいります」と答弁しました。

しかし、時間の変更などのソフトでの対応しなければならないのは、広さなどが元々十分に確保しにくい障害福祉センターひまわりにムリに一カ所に集めようとしているからです。

 豊中市が2017年5月に出した「新・児童発達支援センターの整備に向けた基本構想」では、「障害の種別に関わらず、総合的かつ一貫した支援を提供する市域の拠点となる「新・児童発達支援センター」の整備」を行うということが書かれています。

 私は、今回、広さが十分でないところに一体化させる計画のため、単独通園は別の場所で行うことになってしまう、本来、親子通園から民間へとつなぐ役割の単独通園をわざわざ違う場所でやることになれば、一元化をしても総合的かつ一貫した支援を提供できないのではないかと質問しました。

 また、あゆみ学園で行われている療育はこの間、知的障害児や発達障害の児童の療育として専門性を高めてきました。また、国基準以上の支援者の配置も進めてきました。今回、民間委託をすることで、専門性などが失われていくことになるのではないかということも合わせて質問をしました。

 市は、民間委託については、市がこれまで培ってきたノウハウや専門性を継承するために、支援の質、実績、地域連携などを重要な位置づけとして事業者を選定し、引き継ぎを行うとし、次に民間に委託する単独通園については障害のある子どもたちが通う、こども園、保育所、学校などと同様に、集団生活を通して学び育つ大切な場所であり、センターとは別の場所での実施になるが親子通園からの引き継ぎも含め専門職による支援、進路に関わる相談など、しっかりと行っていくと答弁していました。

 私は、新・児童発達支援センターの基本構想は、しいの実学園の場所で一元化していくために単独通園や個別療育を民間委託することが前提になっていることを指摘し、単独通園を民間委託することで、親子通園で障害受容をした後に、すぐに単独通園では、民間委託にして公から民に引き継ぎ、場所も他の場所で支援を受けることになり、切れ目のない支援といいながら、支援が切れ切れになってしまうと批判しました。そして、民間委託と施設の一元化を規定路線とするのではなく、関係者の意見をしっかりと聞いて、基本構想の中味の見直しも考えるべきと求めました。